2006-01-01から1年間の記事一覧

種死考

主題性は言うまでも無く重要である。 それは明確に言葉で表されていなくても、 製作者は明確に意識していなければならない。 それは物語を通じて示されるものもあれば、 物語によって解き明かされるものもある。 主題は物語を媒介として掲示される以上、 物…

『ゴジラ FINAL WARS』

我輩は映画は好きだが、 もっぱらTVとビデオでばかり見ている。 映画館に積極的に通う 気力も無いし、財力も無い。 そういうわけで、 幼少の頃に見ていた『ゴジラ』が シリーズ最終を迎えた事も最近知った。 正確に言えば、地上波でTV放映されて気が付いた…

「昭和」ブーム

先日、知人のブログで、 『ALWAYS 三丁目の夕日』(小学館文庫)という {以下『ALWAYS』と略} 映画のノベライズが触れられていた。 氏によると(氏は書店員)、 氏がたまたまレジに立っていたときに、 『ALWAYS』が短い時間に立て続けに2冊売れ、 その本…

渡辺淳一『愛の流刑地』

先月の『ダ・ヴィンチ』の「ヒットの予感」に 『アイルケ』を発見。 ナベジュン大先生曰く、 男が感じるエロスの原点を描いたんです。男はね、きちっとした、それなりの躾を受けた女性が自分の愛で崩れていく過程に情をそそられる。男の伝統的なエロスは全世…

ブログ事始

アナログ人間ゆえに使いこなすまで 四苦八苦しそうと思っていましたが、 まさか最初の一歩を刻むのに 一週間以上もの時間が必要だとは思っていませんでした。 賞味期限の切れた流行語を用いるなら想定外です。 この致命的なアナログ人間振りは何時か直るので…